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arpara 5K VR头显

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裸眼で視聴可能な5K一体型VRヘッドセット「arpara VR オールインワン 5K」体験レポ

週刊アスキー 2022-07-01

ARPARA TECHNOLOGY CO.,LTD(ARPARA)は、世界初のデュアルマイクロ-OLEDと超単焦点パンケーキレンズを採用したワイヤレスオールインワンVRヘッドセット「arpara VR オールインワン 5K」を国内最大級規模のクラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」にて、6月21日(火)日本時間11時」より販売を開始する。一般販売予定価格は13万1880円のところ、8万9880円から。


arpara(アルパラ) VRは、昨年12月14日に初めて「Kickstarter」にて販売開始。その時はPC接続が前提の製品も販売していた。今回は一体型のみの販売となるようだ。PC接続型は以前体験したので、詳細は既報記事を確認して欲しい。


 本製品の解像度は5120×2560ドットと5Kの3541PPI。sRGBカバー率127%、デジタルシネマ規格のDCI-P3カバー率90%を実現。視野角は95度。高い開口率によりスクリーンドアを効率的に除去し、リアルで美しい映像を実現しているという。搭載するSoCは、最新のQualcomn Snapdragon XR2プラットフォームを採用。


 ヘッドバンドの内側、耳が来る傍にデュアルチャンネルデジタルオーディオスピーカーを内蔵。無線通信規格はWi-Fi 6&Bluetooth 5.1+BLEに対応する。内臓ストレージは8GB+128GB、USB Type-C 3.2ポートを備える。バッテリー容量は6500mAh、動画視聴だと3時間、ゲームプレイが2.5時間行なえるとのこと。



ヘッドバンドの内側、耳あたりにはスピーカーが内蔵されていた


本体の前面には4つのカメラを搭載しており、前後左右、上下の移動と傾きを検知する6DoFに対応。10m×10mの空間範囲内でミり単位の低遅延空間測位を備える。保護用フェンスとハンドルの高さを特徴とするGuardian Boundaryにより、スムーズで安全なゲーム体験を可能としている。


arpara VRでは、コントローラーを床に置くことでプレイエリアの高さを調整し、自分を中心にプレイエリアの範囲が自動で設定される。プレイエリア外に移動しようとすると、エリアの端を示す、光のフェンスが表示される


コントローラーは競合他社とも似通った形状。トリガーボタンに加え、中指で触れる内側にもボタンが配置され、親指で操作できる部分にはアナログスティックと、メニューボタン、「Y」「X」ボタンが用意されている

 ARPARA社のVRヘッドセットは昨年の12月14日には、PCと接続する「arpara 5K VRヘッドセット(Black)」が「CAMPFIRE」にて先行販売されたが、「arpara VR オールインワン 5K」はPCやスマホがなく単独で動作するオールインワンのVRヘッドセットになる。


体験会には「arpara VR オールインワン 5K」本体と、コントローラーとケースが一緒に置かれていた


本体上部には瞳孔間距離を調整できるダイヤルが搭載されていた


本体下部には音量調整ボタン、3.5mmオーディオジャックが備わっていた


本体左側面にはボタンがひとつ用意されていた


右側面にはUSB Type-Cポートが備わっている


重量は380gと軽めで、頭頂部に回すストラップにより、ストレスを最小限に抑えて装着できるとしている。


 同社によると、LCDはコストは低いがマイクロ-OLEDに比べ、コントラストが低い。そこで、マイクロ-OLEDを採用したという。また、レンズも一般的なVRヘッドセットはフレネルレンズレンズだが、arpara VR オールインワン 5Kはパンケーキレンズを採用している。フレネルレンズレンズは広い視野角を得られるが、デバイスの体積が大きくなる。しかしながら、arpara VR オールインワン 5Kでは小型化を目指したため、パンケーキレンズを採用したという。


他のディスプレーとの違い。マイクロ-OLEDは解像度もさることながら、高コントラストを実現している


3514PPIと高精細なため、古いテレビなどで目立つ格子状のスクリーンドアも防止し、被写体のブレも少ないとしている


sRGBカバー率127%と広く、色彩表現も豊か


特に黒に対する表現は非常に豊かとのこと


小型のレンズを使っていながら、95度という最低限の視野角を実現している


リフレッシュレートは90Hzと、動く映像も滑らかに表現できる


フレネルレンズレンズとパンケーキレンズのメリットとデメリット。フレネルレンズは焦点距離がある程度必要なため、それに応じてVRヘッドセットのサイズが大きくなる。一方、パンケーキレンズはハーフミラーと偏向レンズを2枚重ね、ディスプレーとレンズの距離を短くすることで本体を小型化できる


arpara VR オールインワン 5Kを被ることで、視界が外界から遮断されパーソナル空間となる。内蔵のFirefox RealityブラウザでネットサーフィンやオンラインVR動画の視聴も可能。また、単体で遊べるゲームは少ないが、無線または有線でPCと接続し、SteamVR対応のゲームも遊べる。SteamVRは、同社独自のアプリを使ってゲームが遊べるようになるという。


仮想環境は3種類用意されている


最初からブラウザーが用意されているので、ネットサーフィンをしたり、YouTubeで360度動画の視聴などが行なえるようだ


単体で遊べるVRゲームがプレイできる他、PCと接続してSteamVRのVRゲームも遊べる


Steamとのストリーミングは、独自のアプリを使って行えるという


また、同社はエンターテイメント以外にも教育、医療、メンタルケアなどのソリューションも用意しているとしている。


 本製品の付属アプリとしてスマホ用の「arpara VR アシスタント」が用意されている。デバイスの管理や機能の設置、コンテンツ管理などが行なえる。加えて、ヘッドセットで視聴している映像を転送できる機能も有する。


アカウント管理などが行なえるスマホ用アプリも用意されている。また、プレイヤーが視聴している映像を他のディスプレーに表示する機能も有する


ちなみに主なスペックは以下のとおり。



実際にarpara VR オールインワン 5Kを体験したところ、まずはその軽さに驚く。軽さで言うと、VIVE Flowの189gの方が軽いが、VIVE Flowはスマホを接続することが前提のため、多様性は少ない。比較機するとなるとOculus Quest 2だが503gあるので、それと比べると軽量だ。


本体は割とコンパクト。本体背面のダイヤルで上下を締め、頭の上に回したヘッドバンドで固定される。軽いので装着感は快適だ


セットアップも簡単で、コントローラーを床に置き高さを計測し、後は画面の指示に従うだけで完了する。プレイ範囲をコントローラーを使ってなぞって作る必要もない。また、以前体験したPC接続が前提の「arpara Gamer 5K」と同じく、ヘッドセットの内側のレンズ部分を回転させることで、視差調整が行なえるのも特徴。

 筆者は裸眼で左右ともに0.01ほどだが、それでも眼鏡なしで視聴ができた。



レンズを囲む周りがダイヤルになっていて、視差調整ができる


今回はWi-Fi接続で体験。まずは前回の「arpara Gamer 5K」と同じく定番のリズムゲーム『Beat Saber』をプレイしてみたが、ワイヤレスでありながらコントローラーの動きに遅延はさほど受けず、スムーズにプレイできた。ただし、たまに画面がカク付いたり、動きが一瞬止まるシーンがあった。無線通信が混んでいる場合や、接続するルーターの速度によっては、快適とは言えないことがありそうだが、現状は試遊機での体験なので、今後の調整によって改善される可能性もある。


ワイヤレス接続でも有線接続同等の解像度でプレイができるという。映像は確かに高精細で、割と快適にプレイできたが、通信が悪くなるときに時々画面がカク付くことがあった


© 2019 Beat Games. All Rights Reserved.


 とはいえ、有線接続時のケーブルのわずらわしさがないため、激しい動作のゲーム以外だと、ケーブルを使わない快適さが勝るかもしれない。次に空から大自然を眺める360度動画を視聴。おそらくドローンで高高度から撮影したであろう映像は、色鮮やかで緑の濃紺もかなり自然に近い印象。スクリーンドアも感じず、見た目はリアルに近い。一方で、やはり視野角が狭く、眼鏡の左右に手を置いて、左右を遮ったくらいの範囲しか見えないため、どうしても圧迫感はある。


 従来のVRヘッドセットは、できるだけ人間の視野角に近づけるため、広視野角を求めて設計されていたが、本機は可能な限り軽量化するためパンケーキレンズを採用していることで、視野角の狭さに繋がっている。そのため、従来のVRヘッドセットでの視聴を体験した人にとっては、狭いとは感じるだろう。しかしながら、高い解像度とコントラストは臨場感ある映像美を実現しているので、動画視聴には向く。


 そもそも前方しか見ないシアターモードでの映画鑑賞や、YouTubeでの360度動画視聴には向いてそうだ。特にYouTubeには地方の有名な花火大会の360度動画がアップされているが、そうした暗い夜空に色彩豊かな花火が舞う動画には向いていると感じた。加えて、ホラーゲームなどでは、黒が引き締まった映像は相性が良く、その視野角の狭さが逆に見え辛い、怖さが増すようにも思える。


 本体も従来のVRヘッドセットよりもコンパクトで軽く、場所も取らないのも好印象。ただし、やはり価格はそれなりにするので、そこがネックだろう。映像美を重視したVR動画視聴、今まで重量問題や眼鏡での視聴をわずらわしく思っていた人にはオススメできそうな製品だ。気になる人は「CAMPFIRE」のページを覗いてみてはどうだろうか。